通電火災を防ぐ「感震ブレーカー」。
失敗しない機種を電気のプロが選定します!

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1.お問い合わせ内容

サクライでんきと30年以上お付き合いいただいているM様より、
「既存の漏電ブレーカーが20年くらい経って古くなっているので、点検してもらい、安全に使えるようにしてほしい」というご相談をいただきました。

住宅分電盤の内蔵ブレーカの交換推奨時期は13年です。
今回は漏電ブレーカーから感震ブレーカーへの交換を提案させていただきました。

家庭内で、電気を安心・安全に使用するには、「ブレーカー」は欠かせません。

もし、漏電していたら、感電や火災などの危険から守ってくれるのが漏電ブレーカー(漏電遮断器)です。
電気が本来のルートと違うところを流れた(漏れている)場合、電源供給を遮断し、配線や機器を守ってくれます。

ちなみに、家電を多く使いすぎたときに、「ブレーカーが落ちた!」ということもありますが、これは「安全ブレーカー」が落ちています。電気を使いすぎたり、電化製品に故障の可能性がある時に遮断されます。

「安全ブレーカー」は、電化製品の電源をオフにしてから、ご自身でブレーカーを「入」に戻していただいても大丈夫ですが、「漏電ブレーカー」が落ちたときは、どこかで漏電している可能性があるのので、電気の専門家(当店!)にご連絡ください。

(左側が「漏電ブレーカー」で右側が「安全ブレーカー」)

2.商品名(型番)

パナソニック 
漏電ブレーカー(感震ブレーカー機能付) BJX340325J2
https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/denro/compact21/seismic_breaker/

サクライでんきでは安全の為に、感震ブレーカー機能付きの漏電ブレーカーを選定することにこだわっています。

最近ネット情報に「感震ブレーカーのデメリット」について書かれたものが散見されます。
中には「感電ブレーカーはつけない方がいい」と勘違いされている方も少なくありません。
そこで、選んではいけない「感震ブレーカー」の特徴をお伝えします。

感震ブレーカーを取り付ける理由は、「通電火災」を防ぐためです。

阪神淡路大震災の時、大きな被害となったのは「火災」でした。
その出火原因が明らかなもののうちの6割以上が「電気」によるものでした。

(阪神淡路大震災のときの停電復旧時の火災の原因)

電気火災とは、地震の揺れによる電気機器からの出火や、停電が復旧した時に発生する通電火災などを指します。

国はこの教訓を学んで、「避難時はブレーカーを落とそう!」と呼びかけていますが、いざ、地震が起こって避難する際には、忘れてしまう可能性が高いです。

そこで、登場するのが「感震ブレーカー」です。
大地震が起こった時、自動でブレーカーを落とし、通電火災を防いでくれる機器です。

ところが、こんな問題点が起こってきました。

・夜中に地震が起こり、すぐにブレーカーが落ち、暗闇の中でケガをしてしまった
・ちょっとした揺れですぐにブレーカーが落ちる
・誤作動でブレーカーが落ちる

いずれも、「簡易感震ブレーカー」(揺れたらブレーカーを落とすだけの機能)の場合です。

今回M様に提案させていただいたのは、そのデメリットを払拭した分電盤内蔵型のオススメの機種です。

分電盤内蔵型の感震ブレーカーは、震度5強相当の揺れが起こると、ブサーがなり、感震表示灯が点滅し、知らせてくれます。
すぐに遮断せず、3分後に遮断するので、もし夜間に起こった場合は、その間に懐中電灯等を用意してください。

3分以内に解除すると、遮断せず、ブザーも止まります。

ただし、本体が15度以上傾いたら、10秒後に遮断します。本当に大きな地震が起こった時も安心ですよ。

3.工事方法(こだわり)

早速、ブレーカーを切り、真ん中の漏電ブレーカーを交換していきます!

(漏電ブレーカーを取り外します)

(新しい感震機能つき漏電ブレーカーを取り付けます)

(感震ブレーカー にばっちり交換できました。)

(感震機能つき漏電ブレーカーにはこんな機能があります)

分電盤(ブレーカー)を13年以上使用している、または何年使っているか分からない時も、サクライでんきにお気軽にお問い合わせください。

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