エアコンが標準取付工事の範囲内で取り付けられるか分からない・・・。
電気屋さんにエアコンを買いに行き工事代の概算を聞いたら、標準取付工事の範囲内なら工事代は〇〇〇〇〇円です。と言われたけど、結局、自宅のエアコンは標準取付工事の範囲内で取り付けられるのかな?
今回は、このような購入前の不安を少しでも解消していただけるよう標準取付工事の範囲内で取り付けられる現場と、追加工事が必要な現場の事例を施工写真を見ながらお伝えします。
標準取付工事とは?
まず、始めに標準取付工事とはエアコンを取り付けための基本的な工事の事を言います。
また、当社のケースではございますが標準取付工事の範囲内できる工事内容をご紹介させて頂きます。
標準取付工事の内容
・配管4m
・室内機の設置
・室外機の設置
※室外機は室内機と同フロアの平地ブロック・ベランダ置きでプラロックに据え付けます。
・配管接続
・真空引き(エアパージ)
・エアコン専用回路への接続
・アース端子への接続
配管は、紫外線に弱く環境によって異なりますが取り付け後、数年~10年位でテープが剥がれたり、断熱材が痛んだりして、エアコンの性能が維持できなくなることがあります。
エアコンのトラブルを防ぐために当社では配管を取り替えてからエアコン本体の取り付けをしています。
標準取付工事代
主に6畳~(配管:2分3分)
①当店でエアコンをご購入いただいた場合の標準取付工事代 15,000円(税別)
②他店購入エアコンの標準取付工事代 19,800円(税別)
主に20畳~(配管:3分4分)
①当店でエアコンをご購入いただいた場合の標準取付工事代 18,000円(税別)
②他店購入エアコンの標準取付工事代 24,800円(税別)
ここまで標準取付工事とはなんぞや?という疑問をテーマに説明させて頂きましたが、このつぎからはズバリ!標準取付工事の範囲内で取り付けられる現場について写真を使って見ていきます。
標準取付工事内で取り付けられる現場とは?
最初に、標準取付工事の範囲内で取り付けられる現場のイメージをご紹介します。
大体、標準取付工事の範囲内で取り付けOKな現場→「室内機のすぐ裏に室外機が取り付けられる場所」
つまり、当社のケースですがエアコンの専用回路(コンセント)と穴が用意されていて、室内機を設置する階と同じ階にベランダや空スペースがあり、設置した室外機のすぐ裏に室内機が取り付けられる現場のことを指します。
例えば、つぎの写真のような現場では大体ですが標準取付工事の範囲内で取り付けることができます。
施工例①
施工例②
施工例③
ご覧いただいたようにどの現場も室内機のすぐ裏に室外機が設置できて、エアコンの配管もそれほど長くないことが見ていただけると思います。
大体ですが、このような現場では標準取付工事費の範囲内で工事できることが多いです。
建物別で言うとマンションなどの集合住宅の方が戸建て住宅に比べて標準取付工事内で取り付けられることが多いですが、戸建てでも1階にエアコンを設置する場合や、エアコンを設置する階にベランダがある現場も標準取付工事内で取り付けられることが多いです。
追加工事が必要な現場とは?
これまでは、写真を使って標準取付工事内で取り付けられる現場について見てきましたが、写真を見ながら「ウチのエアコンは標準取付工事だけでは取り付けられない!」と思った方や、「室外機の設置場所がもっと離れている。」「2階に室内機を取り付けて1階に室外機を設置したい」など追加工事が伴う現場にエアコンを取り付けたいお客様もいらっしゃると思います。
そこで、これからは写真を使って追加工事が必要な現場と追加工事の内容について説明させていただきます。
追加工事の例① 配管延長
配管延長は室外機の移動に伴った配管の延長です。写真のように室外機を左右に離して設置したり、室外機を2階から1階に降ろして設置するときに必要な追加工事です。
配管延長は1mごとに3,000円(2分3分)の追加費用がかかります。
基本的に2階から1階に室外機を降ろして設置するには大体7m以上の配管が必要だと言われていますので、当社の場合だと配管4mまでが標準取付工事の範囲内なので、3m以上の配管が追加で必要なことが分かります。
さらに、障害物などがありジグザクに配管を引かないといけないときは直線上に配管するより延長する配管の長さが長くなります。
また、配管は紫外線に弱く、直射日光に浴びると配管が痛んでしまい、エアコン本来の性能が維持できなくなることがあります。
配管延長が必要なお客様には必ず化粧カバーの取り付けをご提案させていただいております。配管を守るためにもエアコン工事と同時に化粧カバーの取り付けをご検討ください。新築をご購入されたお客様や美観にこだわりたいお客様に特にオススメです。
なお、標準化粧カバーセット(3m)は取り付け代金を含めて9,000円~です。
標準化粧カバーの取り付け施工例
追加工事の例② 室外機の天吊り工事
室外機の天吊り工事は天吊り金具を使って室外機を天井から吊り下げて設置します。
室外機の天吊り工事は、マンションなどの集合住宅のお客様から依頼されることが多く、室外機を天井から吊り下げて設置することで少ないスペースを有効活用することができます。
天吊り金具は再利用可能ですが、経年劣化でサビてしまうので安全に使い続けられないと判断したときは再利用をお断りさせていただく場合がございます。そのときは天吊り金具の代金も含めてエアコン工事のお見積りをさせていただきますのでご安心ください。
なお、標準的な室外機の天吊工事代は天吊り金具8,100円~+取り付け代8,000円=16,100円~です。
室外機の天吊工事の施工例
追加工事の例③ 室外機の屋根置き工事
室外機は屋根置台や壁掛け金具を使って屋根や壁に取り付けることもできます。ベランダがない場合や障害物があって室外機を1階まで降ろして設置できない場合に取り付け金具を使って室内機の周辺に室外機を設置することができます。
室外機の取り付け金具の種類は屋根置台・壁掛け金具・天吊り金具・2段置台などがあります。
これらの金具を使えばどんなところでもエアコンを設置することができるので、エアコンの設置環境がない場所にも取り付けることができます。
設置環境がないお部屋にエアコンが取り付けられるか不安な方は、当社の電気空調職人までお気軽にご相談ください。最善策をご提案させて頂きます。
室外機の屋根置き工事の施工例
室外機の壁掛け工事の施工例
現場調査にご協力のお願い
ご覧いただいたように基本的に標準取付工事の範囲内で工事するには、室内機と同じフロアのベランダ・空スペースに室外機が設置できる場所であれば標準取付工事の範囲内でエアコンが取り付けられる可能性が高いですが、工事後に追加費用が発生しないよう標準取付工事の範囲内と想定されるお客様も現場調査にご協力をお願いさせていただいてます。
<<現地調査のチェックポイント>>
その1.エアコン専用回路(コンセント)の形状
ご自宅にエアコン専用回路(コンセント)が用意されている場合でも取り付けたいエアコンのコンセントの形状と違うことがあります。既存のままエアコンが取り付けられるか確認します。
その2.配管を通す穴が開いているか
エアコンの室内機と室外機は壁に開いた穴を通して配管します。そのため、壁に穴が開いているか確認します。
その3.エアコンの設置場所の確認
現場に行きエアコンの取り付け現場を確認して、標準取付工事の範囲内で工事できるか?追加工事が必要な場合はどの工事が必要で、追加工事の代金はいくらか把握します。
これらのチェックポイントを確認し標準取付工事の範囲内で工事できるか判断させていただきます。
現地調査の時間は約30分~1時間くらいです。
ご協力のほど宜しくお願い致します。
また、当社では家庭用エアコンのほかに業務用エアコンの取り付けも行っております。
個人のお客様も法人のお客様も現場に合わせて柔軟に対応させていただきますので、お困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。
そして、このブログで紹介させてただいた写真以外にもエアコン専用の当社のサイトでは数多くのエアコン工事の施工写真をご覧いただけます。
桜井電気のエアコン工事の概要は「エアコン取り付け施工例」よりご覧ください。