1.お問い合わせ内容
サクライでんきと20年以上お付き合いいただいているI様より、
「漏電ブレーカーを20年以上使っているので、いつか壊れないかと不安」
というご相談をいただきました。
2.購入のきっかけ
日本電機工業会によると、住宅分電盤の内蔵ブレーカの更新推奨時期は13年です。
※参考:(一社)日本電機工業会
「住宅用分電盤用遮断器の更新推奨時期に関する調査報告書(平成8年3月)より
漏電ブレーカー(漏電遮断器)は、文字通り、電気が本来のルートと違うところを流れた(漏れている)場合、電源供給を遮断し、配線や機器を守ってくれます。万が一作動しなかったら、電気が漏れ続け、感電や火災を引き起こす原因となってしまいます。
当社でも一年間で十数件漏電ブレーカー交換のご依頼を頂きます。
ただし今回の様に壊れると怖いのでと言うご依頼で無く、漏電ブレーカーが頻繁に落ちるので漏電していないか調べて欲しいと言うご依頼から始まります。
実際に当社のスタッフ、電気工事士がお伺いし測定器で漏電検査を行うと漏電しておらず漏電ブレーカーの故障でブレーカーが落ちる事が多いんです。
これからの季節、気温が高くなると漏電ブレーカー自体の温度も上昇し誤作動を起こす事もあり得ます。
今回は使用期間が20年以上経っているということと電気を安全に使いたいとお客様のご要望ですぐに漏電ブレーカーの交換をさせていただきました。
(真ん中が漏電ブレーカー本体になります)
3.商品名(型番)
パナソニック
漏電ブレーカー(感震ブレーカー機能付)
https://www2.panasonic.biz/jp/terasu/product/newproducts/202103/housing.html
感震ブレーカーと一体化している漏電ブレーカーをご提案させていただきました。
最近、地震が頻発しているので、サクライでんきでは安全の為に、感震ブレーカー機能付きの漏電ブレーカーを選定することにこだわっています。
感震ブレーカーとは、震度5強以上の地震を感知するとブザーでお知らせし、漏電ブレーカーを強制遮断し、分電盤の電気を止めてくれます。
大地震が発生すると、その地区一帯が停電になります。
もし、通電が再開したときに、電気ストーブが倒れていたり、アイロンの電源がONになっていたりすると、火災が起こる可能性があります。
この通電火災は、阪神淡路大震災や東日本大震災において、火災による二次災害が頻発したことで注目されました。
感震ブレーカー機能がついていれば、二次災害である通電火災を防げことができます。
4.工事方法(こだわり)
早速、ブレーカーを切り、真ん中の漏電ブレーカーを交換していきます!
(漏電ブレーカーを取り外します)
(新しい漏電ブレーカーを取り付けます)
(感震機能)
震度5強相当の揺れが起こると、ブサーがなり、感震表示灯が点滅し、知らせてくれます。
すぐに遮断せず、3分後に遮断するので、もし夜間に起こった場合は、その間に懐中電灯等を用意してください。
3分以内に解除すると、遮断せず、ブザーも止まります。
ただし、本体が15°以上傾いたら10秒後に遮断します。
(電源を「入」にしました!)
(感電ブレーカーもONにし、設置完了です!)
分電盤(ブレーカー)を13年以上使用している、または何年使っているか分からない時も、サクライでんきにお気軽にお問い合わせください。