「ブレーカーが何度も落ちる!」
そんな時はご契約アンペアの変更をオススメします。

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1.お問い合わせ内容

サクライでんきと2年程お付き合いいただいているN様より、こんなお問い合わせをいただきました。
「冬のエアコンを運転時に、ホットカーペットを付けるとブレーカーが落ちる」

2.購入のきっかけ

ブレーカーは、「安心して電機を使うための安全装置」です。
住宅内の電気回路に、何か異常が起こった時、その回路に流れる電気を自動的に遮断してくれます。

一般家庭の分電盤にあるブレーカーは「アンペアブレーカー(サービスブレーカー)」「漏電ブレーカー」「分岐ブレーカー(安全ブレーカー)」の3種類です。

アンペアブレーカーは、住宅内に流れる電気の総量を管理する役割を持ったブレーカーです。
これが落ちていたら、ほぼ間違いなく、「電気の使いすぎ」が原因です。

漏電ブレーカーは、電気回路内に漏電が起こったら、遮断してくれます。
これが落ちていたら、漏電が起こっている可能性がある重大なトラブルです。

分岐ブレーカーは、複数の小さなスイッチで、各部屋・場所への電気の供給をコントロールしています。
対応する部屋で一定以上の電流が流れたり、ショートが起きたりしたら、個別にブレーカーが落ちます。

今回は、消費電力の大きなエアコンやホットカーペットを使うため、電力量が足りずに、何度もブレーカーが落ちています。
そこで、「契約アンペア数を30Aから50Aへ変更」のご提案をさせていただきました(回路数は変更なし)。

まずは、家の外観に設置してある電力メーカーの確認させていただきました。

(家の外観に電力メーターが設置されています)

住宅分電盤交換

(三菱の電力メーターのアップ)

現在、単相2線式が設置されていました。
単相2線式では契約アンペア数が30Aまでとなっているため、40A以上にするためには単相3線式で受電する必要があります。

ご契約アンペアを40A以上にするには、電気工事店を通じて、東京電力に契約変更の手続きが必要になります。
(単に電力会社に30Aから40Aに変えてと言っても、単相3線での受電方式に変更しなければ、40A以上の契約をすることはできません)。

・単相3線での受電方式の切り替え申請の手続き
・受電点から分電までの新たな幹線を引き直し
・分電盤も2線式から3線式に変更する

桜井電気商会は東京電力の指定工事店です。

このような面倒なお手続きも承っていますので、安心しておまかせください!

3.商品名(型番)

単相3線式の分電盤の交換をしていきます。
今回ご提案させていただいた商品はこちら。

パナソニック BQR8462
住宅分電盤 コスモパネル 標準タイプ

https://www2.panasonic.biz/scvb/a2A/opnItemDetail?contents_view_flg=1&item_cd=BQR8462&item_no=BQR8462&b_cd=301&vcata_flg=1

分岐ブレーカーは、横幅を1/2にした「コンパクトブレーカーSH型」を採用。
施工性、安全性に優れた住宅分電盤です。

4.工事方法(こだわり)

まず、現在設置してある分電盤を外します。

(古い分電盤。ブレーカーの幅が太いです)

(新しい分電盤。とってもコンパクト)

単相2線式から単相3線式への作業は、東京電力会社が行っていきます。

単相3線式に切り替えると、200VトのIHクッキングヒーターやエアコンがご利用になれます。
その時に、契約アンペア数を上げる方が多いですが、注意いただきたいことは、契約アンペア数を上げると、東京電力の場合、基本料金が上がります。

単三切り替え工事、分電盤の交換のほか、最適な電気の使い方なども、東京電力の指定工事店のサクライでんきにご相談ください。