えっ！今から加湿空気清浄機の登場！？
数日前に北海道にいる私のおばあちゃんからSOSの電話が・・・。電話の内容は、新型コロナウイルス感染予防で今までは家中の窓を開けて換気できていたが、10月になり北海道は雪が降るほど寒くなってきたので、折角、暖まったお部屋で窓を開けたくないのでどうしたらいいかと相談されました。
湿度60％以上のお部屋が新型コロナウイルスの飛沫感染予防に効果的！
そこで、メディアで報道されていた理化学研究所が発見したお部屋の湿度と新型コロナウイルスの関係について祖母に話しました。
理化学研究所の坪倉誠チームリーダーによると、スーパーコンピューターの富岳のシミュレーション（模擬実験）で室内の空気が乾燥しているなかで咳き込むと、飛沫が急速に乾いてエアロゾルになる量が増えることが判明したそうです。
例えば、オフィス内で、1.8メートルの間隔で2人が向かい合って座っている際に、一方が咳をした場合のシミュ―レーションでは湿度が30％のときには飛沫全体の6％近くが対面する人に到達したのに対し、湿度が60％と90％のときは到達が2％前後に抑えられたそうです。
そこから、今年の冬は加湿空気清浄機を使ってお部屋の湿度を60％目安に上げることが重要です！
窓の換気がしずらい冬は、加湿空気清浄機を使ってお部屋の湿度を保ちましょう。
10年前の加湿空気清浄機を使いたいと言い始めた祖母・・・。
その話を聞いた祖母が10年前に購入した加湿空気清浄機を出して、久しぶりに使いたいがそのまま使ったら汚い空気を吸ってしまうのではないかと相談されました。
確かに、祖母が感じたように10年ぶりに登場した空気清浄機の内部（フィルター）には、以前、吸い取った菌や汚れが蓄積されていると考えれらます。
そのため、祖母のように数年ぶりに登場した空気清浄機を使おうとされている方に、オススメしたいカンタンにできる空気清浄機のお手入れ方法を加湿空気清浄機メーカーのパナソニックより引用しご紹介させて頂きます。
おそうじの説明と一緒に空気清浄機の仕組みをカンタンに説明してくれていますので、その中から特におそうじが必要なパーツのみしていただくだけでもOK！
今年の冬はコロナウイルスとインフルエンザの予防が重要なため、例年以上にシーズンオフのおそうじが大切です。それぞれのメーカーがホームページで空気清浄機のお手入れ方法について教えてくれていますので参考にしてみてくださいね。今年の冬もみんなで元気に乗り越えましょう！
10年ぶりの空気清浄機のお手入れ方法
※お手入れする前に注意事項をご一読ください！
注意事項
・お手入れの時は、電源プラグを抜いてください。(不意に動作して、感電やけがの原因)
・台所中性洗剤以外の洗剤は使わない。(樹脂部品の変質・変色・破損の原因となる)
・加湿フィルターのみ酸素系漂白剤をお使いいただけます。
・化学ぞうきんは、その注意書きに従って使用してください。
お手入れ箇所とお手入れ頻度
お手入れ箇所とお手入れ頻度
1 本体とフロントパネル：約1ヵ月に1回程度
2 集じんフィルター：約2週間に1回程度
3 脱臭フィルター：汚れが気になるとき
4 高感度ハウスダストセンサー：約3ヵ月に1回程度
5 タンク：毎日
6 加湿フィルターセット：約1ヵ月に1回程度
※水質により汚れ具合が変わるため、ニオイがしたりタンクの水が減りにくい場合は、１ヵ月以内でもお手入れをしてください。
7 トレー：約1ヵ月に1回程度
8 イオン除菌ユニット(防カビ剤入り)：約1ヵ月に1回程度
この中から集じんフィルターと脱臭フィルターのお手入れ方法をご紹介します。
始めに、フロントパネルを取り外します。
【フロントパネルの脱着方法】
・両手で手前に引くと、フロントパネルが取り外せます。
・上下左右の4か所をセットし、フロントパネルを取り付ける。
集じんフィルターと脱臭フィルターのお手入れ方法
集じんフィルターのお手入れ方法
・黒い面(おもて面)のホコリを掃除機などで取る。
・傷がつきやすいため、強く押さない。
・白い面(裏面)は、お手入れしないでください。
※水洗いはできません。
脱臭フィルターのお手入れ方法
・集じんフィルター同様、ホコリを掃除機などで取る。
・傷がつきやすいため、強く押さない。
・両面お手入れ可能。
※水洗いはできません。
〔「集じんフィルター」「脱臭フィルター」を水洗いした場合〕
・フィルターを完全に乾かせばご使用は可能ですが、本来の効果は元の状態には戻りません。また、完全に乾ききらない場合も、効果は発揮できません。
★新しいフィルターに交換いただくことをおすすめします。
フィルターは空気清浄機ごとに種類や形が異なるため、全メーカーの空気清浄機のフィルターを取り寄せします。お気軽にお問い合わせください。
まとめ
お疲れ様でした。これで空気清浄機の内部（フィルター）がキレイになりました。
機種によっては本体の裏側がフィルターのように網目状になっていて、そこを掃除機で吸い取っている方もいらっしゃると思いますが、数年に1度は空気清浄機本体の内部（フィルター）まで徹底的にお手入れしてみてくださいね。
また、10年間が空気清浄機のフィルターの交換目安になっていますので、空気清浄機を10年間使用している方は集じんフィルター・脱臭フィルターの交換もご検討ください。
もし、何か空気清浄機についてご質問がございましたら、サクライ電気までお気軽にお問い合わせください。
