驚異的な「い草の力」
近年、住宅の気密性が向上し昔では考えられなかった湿気の問題が発生しています。
そこで、見直されているのが吸湿性が高い「い草」です。吸湿性は、空気中の水分を植物が吸い取ってくれることです。
い草は、お部屋の湿度調整や温度調整をしてくれて、快適なお部屋へと導いてくれます。また、い草の香りにはアロマで有名なバニラエッセンスの原料のバリニンも6%含まれているので、い草の香りでリラックスすることができます。
しかし、吸湿性が高いからこそ換気が不十分だと畳が湿気を吸収し、カビが発生してしまうことがあります。
軽いカビならお酢やエタノールを薄めたお水で掃除をすれば抑制できますが、頑固で真っ黒いカビが見つかってしまったら、畳の張り替えをおすすめします。
今日は、いくつかある張替えの方法とタイミングについてご紹介させていただきます。
「畳のはりかえ」
畳裏返
今ある畳表を一度畳床から剥がし、畳表を裏返して使用します。
目安:新しい畳を使用してから2~3年後で色あせを感じてきた頃
畳表替
今ある畳床を使用し、表面のい草(畳表)を新しいものに張替えます。
目安:新しい畳を使用してから7~8年後で汚れが目立ち畳のささくれが気になる頃
新畳
新しい畳に交換します。
目安:新しい畳を使用してから10年後で畳が柔らかくプカプカした感触になってきた頃
はりかえの費用
畳は、い草の種類によって費用が異なります。あくまでも一例ではございますが当社の場合の費用をご紹介させて頂きます。
※なお、費用は施工代込みです。
表がえの費用
集合住宅向け 外国産:一帖7,480円~
戸建て向け 外国産:一帖14,300円~
国産:一帖17,600円~
新畳の費用
集合住宅向け 外国産:一帖14,700円~
戸建て向け 外国産:一帖22,000円~
国産 :一帖25,300円~
はりかえの流れ
畳の張替えは、その場でできるものから、畳をお預かりしい草を張り替えてから交換する方法があります。
畳の裏返し :その場でします。
表替え・新畳:古い畳を預かってから約10日後に新しい畳に交換します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
和室で落ち着いて過ごせる理由は「い草の香り」だったんですね。
畳を交換して8年が過ぎたあたりから落ちないカビが見つかったりしたときはい草の張替えの時期かもしれません。
い草の香りを復活させてリラックスしましょう。
また、重たい家具があって畳の張替えを躊躇している方は、スタッフへお声かけください。お手伝いさせていただきます。
畳のほかに襖や障子の張り替えもしています。
和室についてのお問い合わせは047-362-0034までお気軽にご相談ください。